40代の時間の重要性。なぜ時間がないと感じるかを考える。

近頃、なぜか時間が無い、時間が足りないと思っていませんか?

40代を過ぎると特に強く思うようになってくると思います。

10代、20代の時には、あんなにも時間を持て余していたのに。

最近は睡眠時間を確保するだけで精一杯になっていませんか?

少し足を止めて、温かいコーヒーを買って、3分間だけ立ち止まってください。

一緒に疲れの原因を考えてみませんか?

こちらの記事は心が軽くなることを目的に、いくつかの原因をまとめてみました。

あなたに当てはまるものもきっとありますよ。

①体力

まず最初に理解し、認めなければいけないのが体力の低下です。

40代は体力が落ちています。

病気リスク、持病なども増えてきます。

40代は決して若い年齢ではありません。

私の周りでも、20代、30代の働き方をそのまま続けている会社員がたくさんいます。昔の成功体験、長年培ってきた働き方のスタイルは、あくまで無尽蔵のスタミナが前提のものであって、今のあなたに合っているものではないかもしれません。

優先するべきことは、睡眠時間の確保と、食事時間(休憩時間)の確保です。

つい、寝なくても大丈夫、朝食や昼食は食べなくても大丈夫と思いがちですが、これを削るとあなたの体力と心はどんどん削られていきます。

仕事時間は、さまざまな業種や業態があり、職場環境もさまざまですから、減らせる部分と減らせない部分があると思います。ですが、何とか、睡眠時間と食事時間は必ず確保してください。

私のおすすめは、スマホでタイマーを15分セットして、10〜15分目を閉じて深呼吸することです。休憩室、移動先でも簡単にできます。1日の中で1回するだけで、体と心と脳の疲れが回復されると個人的にはおすすめです。

スーパースターの大谷翔平は睡眠を取るためにヌートバーの食事の誘いを断りました。

休憩時間中は業務用の携帯電話が鳴っても出る必要がありません。

少しだけ、目を閉じて、深呼吸してみてください。疲れていたことに気づきますよ。

②ライフスタイルの変化

ここ数年、趣味や習慣がそのままになっていませんか?

趣味や習慣はもちろん良いものです。しかし、時代が変わることで、あなたのライフスタイルは実は以前と全く別物になっていませんか?

例えば、結婚、出産など、ライフスタイルが変わると、自分以外の人といる時間が多くなります。

人と一緒にいる時間は、必然的に自分の時間が減ります。会話、遊ぶ、おでかけ、掃除、両家父母への挨拶など、結婚や出産を経ることで、時間の使い方が1人単位ではなく家族単位に変わっています。

人と一緒にいると自分の時間が無くなります。しかし、自分1人では得ることのできないかけがえのない思い出を家族といっしょに作っています。

今まで、あなたが映画を観たり、SNSを見たりしていた1人の楽しい時間は、今は誰かとの時間になっていることが多いのです。

代わりに得ているものがあるのだから、手放さないといけないものがあるということをまず認識しましょう。

会社や友達との飲み会も厳選できるなら、厳選するべきです。

自分が行きたいときは行けば良いですが、気乗りしないときは断っても良いです。

飲み会は、後日の午前にお酒が残ってしんどいということもデメリットとして認識しておきましょう。休日の前に飲みに行く際は、休日の午前が無くなることも覚悟した上で飲み会に行きましょう。

これだけ厳選、熟慮して行った飲み会です。それならば、心から楽しい時間を過ごせるはずです。

たくさんの良い思い出を作るためには、自分のライフスタイルにあった取捨選択をしなければいけません。

限られた時間は、あなただけの大切な時間に当ててください。

③仕事による責任感の変化

仕事も、今までと違い立場が変わっています。

まず簡単にイメージできることとしては、出世したことです。

40代は中間管理職として、昭和の価値観の経営陣と、令和の価値観の20代との間に挟まれます。

全ての世代が終身雇用の昭和の価値観ならば、自分はモーレツに働いて、上司からの命令には隷従して、下の世代には強要した方が、考え方としてわかりやすく、絶対的な終身雇用の教義を信じるだけで、心が楽だったでしょう。

しかし、会社=正しい、上司=正しいという訳ではまったくありません。

時代の変化に対応できていない上司の考え方に、自分は正しいと思わないのに従っていませんか?

経験や見識の浅い部下には、ハラスメントの脅威がチラついて、指導を諦めていませんか?

自分が正しいと思うことはまだできる決裁権がない中間管理職、時代感をとらえていない上司の指示に従うことしかできません。

ハラスメントや退職の見えないプレッシャーによって、新しい価値観の新人への教育が難しい。自分や会社の考え方や風土にフィットできない。

板挟みの中、自分を見失わないように、仕事と自分との距離感について考え直してみてください。

距離感とは、つまり間合いです。

剣道で例えると、間合いが近すぎると斬られて傷つくこともありますが、遠すぎると反則を取られてそもそも試合にならず、信頼を失います。

一本をとって勝利するのが正義と思いがちですが、たかがサラリーで契約したサラリーマンです。一本とらず、反則もせず、試合をしている雰囲気が出ているだけで及第点です。

そして、隙があるときだけ一本を取れば、あなたの評価が損なわれることはありません。

④年齢による責任感の変化

出世なんてしないし、仕事はしていないから関係ない。

私の周りでは、たまにこんな声を聞きます。

しかし、全くの誤解です。

残念ながら、あなたはただ働いているだけでも、時代が経つにつれ社会的責任は上がっていくのです。

例えば、仕事で出世していないベテラン平社員。出世はしないものの、勤続年数を5年、10年と重ねるうちに先輩たちは退職し、後輩が入社してきて、気づけばあなたの勤続年数は上から数えた方が早い。あなたにはベテランとしての逃げられない責任感がすでにあります。

また、仕事はしていないものの、子供の保育園の保護者会で、自分よりも若い保護者ばかりで自分が一番年上だった時、あなたには見えない責任感がかかってきます。なぜなら、20歳下の若い保護者よりあなたの方が見識が上だからです。

いつまでも14歳くらいの気持ちで自分がいても、社会で生きる以上、あなたの責任感は年齢に比例して増えていきます。

現実とのギャップが出ないよう、最低限の責任感を自覚するかしないかで、全く周りの評価が変わってきます。お気をつけください。

⑤まとめ

いかがだったでしょうか?

なぜ時間が無くないと感じるのか?私なりに幾つかの要因を考えてみました。

時間が無くなっていることに気づき、時間を取り戻すための参考の一つのきっかけにしてもらえれば幸いです。

あなただけの時間。40代は人生の折り返し地点をすでに曲がっている可能性もあります。人生の後半は限られたスタミナを幸せな時間に使ってください。

削られている時間を認識することで、1分、10分の時間を大切に見つめ直してみてください。

素敵な時間を紡ぐことが、あなたの人生を素敵に輝かしますよ。

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